「地域と歩む鉄道文化拠点」をコンセプトとして2016年に開館した日本最大級の鉄道博物館。国鉄最大の旅客用蒸気機関車や0系新幹線の第1号車といった歴史的価値を持つC62型53車両を収蔵・展示しています。また運転シミュレータなどの体験型展示も豊富なうえ、3階のスカイテラスからは走る新幹線や京都タワーなどを見ることができます。

京都の社寺からの寄託品や日本および東アジアの美術品・文化財など、国宝や重要文化財を含む約14000件を収蔵。敷地内には2つの建物があり、一つはレンガ造りが印象的な「明治古都館」(重要文化財、現在展示は休止中)。もう一つは「ニューヨーク近代美術館新館」や「GINZA SIX」などを手がけた谷口吉生氏設計の「平成知新館」です。同館では平常展示が行われるほか、年2回特別展も開催されています。

農耕の神・稲荷大神をまつる全国約30000社の稲荷神社の総本宮で、711年に稲荷山に大神様が鎮座したことを起源としています。商売繁昌・五穀豊穣の神として厚い信仰を集めるほか、重要文化財の本殿や楼門、末社が建ち並び、特に朱塗りの鳥居がずらりと連なる参道は“千本鳥居”と呼ばれ有名。世界中から集まる参詣者で連日にぎわいます。

徳川家康の命により御所の守護と将軍上洛時の宿舎として築城され、家光の時代に大規模な改修が行われ完成しました。重厚なたたずまいの東大手門や極彩色の彫刻が美しい唐門、歩くと鳥の鳴き声のような音がする鴬張りの廊下や狩野派絵師の手による見事な障壁画などで有名な国宝二の丸御殿、特別名勝二の丸庭園など、見るべき庭園などを数多く擁し、1994年には世界遺産に登録されています。

日本初となる100％人工海水を使用した内陸型大規模水族館。川や海などに生息する約250種、約15000点の生き物を展示・飼育。特に地元の鴨川に生息する国の特別天然記念物・オオサンショウウオの展示水槽は国内最大級の大きさを誇ります。さらに毎日開催のイルカパフォーマンスやフィーディングプログラムといったイベントもあり、お楽しみが満載です。

臨済宗東福寺派の本山で京都五山の一つ。摂政・九條道家が九條家の菩提寺となる寺院を発願したのがその始まりです。19年をかけて1255年に完成し、奈良の東大寺と興福寺から一字ずつ取って東福寺とされました。境内には諸堂が並び、三門、法堂、仏殿をはじめ、国宝や国の重要文化財が多数。さらに通天橋の紅葉や枯山水の庭など見どころは尽きません。

全国に約3000社ある八坂神社の総本社です。その西楼門は鮮やかな朱色が印象的で、東山エリアのランドマーク。また国の重要文化財でもあります。 さらに毎年7月に行う日本三大祭の一つ、祇園祭でも広く知られるうえ、縁結びを祈願する人も多い大国主社や、美人の誉れ高き宗像三女神がまつられる美御前社などもあり、女性からの注目を集めています。

弘法大師の弟子で法輪寺を興した道昌が架けた橋で、京都屈指の観光エリア・嵐山のシンボル。落成から約440年後に亀山上皇が「くまなき月の渡るに似たり」と例えたことから、現在の名前で呼ばれるようになりました。周辺は豊かな自然に恵まれ、サクラやモミジの名所として名高く、橋の優美な姿が周囲の山々と調和する景観に多くの人が魅了されます。

1994年に世界文化遺産として登録された、「源氏物語」や「枕草子」などにも登場する京都で最も古い神社の一つ。縁結びの神様としても広く知られるほか、優雅な王朝絵巻を再現する5月の葵祭も毎年話題に上ります。また、女性守護としての信仰を集める社・河合神社も境内にあり、その美麗祈願の絵馬はユニークな鏡の形で女性からの注目度も大です。