伝統と革新が紡ぐ
「自然の美」を。
歴史を重ねてきた伝統的な場所だからこそ、その価値を継承し再生する。「木の彩り」「石の眺め」「土の憩い」をテーマに、自然の美が醸しだす様々なアートを館内に散りばめています。
木の彩り
ホテル敷地には明治36年に建てられた旧松坂屋京都仕入店・染織参考館があり、作品に使われた木や柄もその縁しを作品の素材としている。木材は旧松坂屋京都仕入店で使われた古材。紋様は染織参考館が所有していた小袖の意匠。作家は歴史と伝統美を木彫り作品に織り上げ、調和と革新が鮮やかに融合した格調高い現代アートです。
石の眺め
美しい山河に囲まれ、日本中から多様な人々や物・文化が行き交う坩堝であった、京の都。集まるエネルギーが昇華され、独特の華やかな風情として、京都の街や建築・庭に色濃く反映されている。そのエネルギーを呼び込むような華やかさを、現代の京都らしさを醸し出す庭の性質として捉え、また、加茂七石や旧松坂屋の石なども使い伝統を引き継ぎながら、次の時代へ受け渡す庭として、訪れる人々が、はんなりと情緒を感じていただけるようエントランスの迎え庭では、手水鉢をはじめ盃状穴や矢跡の残った石、建築の礎石などの旧松坂屋にあった古い趣のある石を用いています。
土の憩い
京都の中心地、中京区の歴史ある街路に位置し、古い蔵を望む和食レストラン。蔵の外装仕上げでもある漆喰の壁を極限まで薄くして店内の仕切りとし、漆喰の柔らかさを持ちながら、店内のシーンをシャープに切り取るフレームとなっています。